私の父は数年前、借金を残して難病で亡くなりました。
きっと借金の返済に疲れて病気になってしまったんだと思います。
父の借金が原因になっていましたが事情があり私の両親は父が無くなる約7年前に離婚してます。
6年間一人で生活していた父は病気がちでした。病院にも毎日通院しており薬の投与も増えてきている様子でしたので
このことはいつも私は心配で何とかならないかなあと 心を痛めていました。
父がまだ働き盛りのときに事業に失敗し多額な借金を抱えることになり、返済に追われる日々を送っていたことだと思います。
私が父の借金 4600万円があったことを知ったのは亡くなってから数週間経ったころです。
父の住んでいた賃貸マンションの掃除をしていたときに分かったんです。
某信用保証会社からの請求書や督促状が部屋から出てきました。
内容からも取立てが激しい状況だったことがうかがえました。
父は年金の他にアルバイトをして生活をしていたようです。
広告
生活は大変苦しかったにもかかわらず
父が生きていたころ私達夫婦に誕生日や記念日などには一緒にお祝いをしてくれていました。
借金返済で苦しんでいた様子を私達には少しも見せず、振り返ると私はそのことがとても辛い気持ちにさせます。
親というものは子供に心配をかけまいと、気遣うものなのでしょうか。 私は当時その気持ちが深くわからないところもありましたが今となっては父も気持ちがよくわかるようになりました。
子からの立場から、結婚して独立し生活をすると自分の家族の生活のことでいっぱいで経済的にも余裕がなかったです。
そんな私をみていて 親の立場からすると、お金の心配をかけたく無いと思ってしまうものかもしれません。
もう過去のことですが、親の借金について何とかできなかっただろうかと申し訳ない気持ちでいっぱいになります。
親が経済的な困難に陥ってしまった場合、何とか一緒に解決に向けて考えていけると本当はいいことだと思います。
今、親の借金で悩んでいる方も多いことだと思います。
親が生きている間に、何か良い智恵を出し合って解決するといいなって思います。 時には弁護士さんや司法書士さんの力もお借りしながら、生きているときにこそみんなで力を合わせて欲しいと感じます。
私のようにならないように…
広告
|